弁護士の守秘義務

ヨーロッパの古い言葉に、「僧侶と医師と弁護士には何事も包み隠すな」という格言があるそうです。
債務整理や相続、離婚、破産、事件や事故など、弁護士に相談するということは、他人に人生の負の側面を包み隠さず打ち明けるということにほかなりません。

依頼者の秘密を打ち明けられる側である弁護士は、どのような倫理に基づき、それに対応するのでしょうか。
弁護士法23条は、「弁護士又は弁護士であった者は、その職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負う」と規定しています。また、弁護士職務基本規程23条は、「弁護士は、正当な理由なく、依頼者について職務上知り得た秘密を他に漏らし、又は利用してはならない」としています。
弁護士が職務上知り得た秘密を他に漏らしてはならないということは、弁護士の義務の中でも最も重要なものと考えられ、弁護士が守るべき倫理の中でも中核的な義務であると考えられています。

「依頼者」とは、事件を依頼した者のほかにも、顧問先や、組織内弁護士の場合は雇用主も含まれます。
「職務上」とは、訴訟、裁判所や行政庁への申立てのほか、一般の法律事務も広く含まれます。しかし、弁護士会の会務活動で知った依頼者の秘密や、プライベートで偶然知った依頼者の秘密などは含まれません。
「秘密」とは、一般に知られていない事実で、特に本人が秘密にしておきたいと考えていることに限らず、一般人が普通は秘密にしておきたいと考えるようなことも含まれます。

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